法話

東福寺管長からサイトをご覧の皆様へ、墨書によるメッセージと、その言葉にまつわる法話をお届けいたします。

生死事大

更新日2025年6月18日

 

禅寺で時を告げる木版に書かれる言葉で、時間は大切でありひと時も無駄にしてはならない。

特に生死の事、どう生きていくかこの問題を解決しなければならない。時間はすぐに過ぎ去っていき待ってはくれない。

時間に追われるのではなく自分から時間を使える主体性をもって過ごしていただきたいです。

また如何に生きるか一度きりの人生だからこそより良き人間を目指して日々努力していかれることを願います。

原田融道 管長
1959年(昭和34年)生まれ。道号は融道、法諱は治圓、室号は幽松軒。山口県下松市出身。
1988年(昭和63年)29歳で東福寺山内光明院 佐々木元果和尚に就いて得度。
1989年(平成元年)東福僧堂へ掛塔、福島慶道老師に参じ、嗣法する。
2009年(平成21年)東福僧堂師家に就任。
2016年(平成28年)東福寺派管長に就任。